新潮社の季刊誌「考える人」が発売されました。
今号をもって、最終号となる本誌。
創刊から15年間の間に60冊刊行されたようです。
休刊となるのは非常に残念ですが、本誌が世の中に与えた「考える芽」は少なくない人の中で大きく成長してきたのではないでしょうか。
僕自身も取材撮影を通して様々な方にお会いさせて頂き、その人たちの考えや生き方にたくさんの感銘を受けました。
本誌制作に少しでも携わることができて光栄でした。
最終号ではノンフィクションライターの近藤雄生さん連載の「ここがぼくらのホームタウン」で滋賀県・マキノ町に住む山本夫妻の取材をさせて頂きました。
また、15年の歴史を振り返るページでは、染織家の志村ふくみさんや、京大総長の山極さん、画家の横尾さん、ほぼ日の糸井さん、ミュージシャンの細野さんなど、特集インタビューの扉写真を担当させて頂いた時のページも掲載頂いてます。
ちょうど今、表参道の山陽堂書店にて本誌を振り返る展示をされているそうです。
(僕が撮らせて頂いた写真も展示されています)
尚、紙媒体は休刊ですが、ウェブの方で続いていくようです。
(でも本を開いた時のインクの匂いとか、持った時の重さであるとか、本棚に並んでる感じとか、本でしか味わえない感覚はほんとに捨てがたいです)
ということで、またいつか本として「考える人」が帰ってくるのを待ち続けたいと思います。